ロレックス(ROLEX)と言えば今では誰もが知っている認知度の高さ、安心して使える信頼性、そして手が届かないわけではない金額で購入できる高級時計です。 最初にロレックスを購入してしまうと、あまりにも良い時計のためロレックス(ROLEX)で満足してしまうほど高品質な時計なのです。
ロレックス(ROLEX)の歴史は長く、そのクオリティは非常に高く、値段以上に長く使用する事の出来るように設計され作られています。近年ロレックスの値段は上昇傾向で高額な時計になっていますが、それだけ満足できる時計となっているのも事実です。決して買って損をしない時計なだけに”オーバーホール”(分解洗浄)は必要不可欠なのです。
ロレックスほどの高級時計を手にすると考える事は購入時点でたくさんあるのです。
「長くロレックスを愛用したい」
「日常の手入れはどうすれば?」
「オーバーホール時はどこに依頼すればいいのか」
「ロレックスとオーバーホール業者の費用の違いはどれぐらいあるのか」
考え出すとキリがありませんが、それだけ色々考えてしまうのも所有者の権利です。
ロレックスだけに限った話ではないですが、長期で腕時計を愛用するのであれば“オーバーホール”は必要不可欠なのです。オーバーホールが必要な理由、頻度、費用の目安、見積もりを徹底的にご説明いたします。
目次
- 1.ロレックスでもオーバーホールが必要
- オーバーホールの頻度や期間、目安について
- 2.ロレックスのオーバーホールは正規店と時計修理店どちら?
- 2-1 正規店、時計修理業者、量販店のオススメ度
- 2-2 正規店、時計修理業者、家電量販店のメリット・デメリット
- 3.オーバーホールとは?分解掃除だけではない定期メンテナンス
- 3-1 オーバーホールの大まかな流れ
- 3-2 オーバーホールができる時計修理店の依頼ポイント
- 3-3 無料見積もりができるところを選びましょう
- 4.ロレックスのオーバーホール費用をモデルごとに解説
- 4-1 デイジャスト
- 4-2 デイデイト
- 4-3 サブマリーナー
- 4-4 GMTマスター
- 4-5 エクスプローラー
- 4-6 ヨットマスター
- 4-7 デイトナ(コスモグラフ)
- 4-8 その他のモデル(上記以外の取り扱いも可能です)
- 5.長く使いたいロレックスだからこそ秘訣はメンテナンス
- 5-1 ラインナップが豊富なロレックス
- 5-2 時計を長く使うコツとお手入れ方法
- 5-3 愛用のロレックスに傷を発見したらどうすればいいのか
- 5-4 ロレックスのバンドの調整、汚れ、交換時期
- 5-5 ロレックスを自分でメンテナンスしたい場合
- 6.よくある症状と原因
- 1.時計がすぐに止まる
- 2.時間が遅れる・時間が早く進む
- 3.時計が動かなくなった
- 4.聞き慣れないカタカタ音がする
- 5.リューズが外れてしまった
- 6.風防が曇ってしまう
- 7.リューズのロックができない
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1.ロレックスでもオーバーホールが必要
1-1 オーバーホールの頻度や期間、目安について
ロレックスのオーバーホールの頻度は、機械式時計であれば3~4年を目安に1度、クォーツ時計であれば5年程度に1度をざっくりとした目安です。
オーバーホールの適切なタイミングは普段の状況によっても異なりますが、目安の期間内でも少しでも違和感があるようならオーバーホールの依頼をオススメします。
ロレックスのオーバーホール依頼をした場合のかかる期間としては、業者によっても様々ですし、部品交換、パーツ修理などがあれば期間も少し変わってきます。
時計修理ゼウスでは、通常のオーバーホールは3~4週間ほどお待ちいただく事になります。(見積もり期間も含めて)
ロレックスの正規店に依頼すると期間としては早くて6週間、最大2ヶ月ほどかかってきます。約半分ほどの速さで仕上げる事が可能です。しかし時計の状態によってはそれ以上かかる場合もあり、モデルによっては対応不可とする業者もいますので、その際はご相談ください。
時計の状態によって長期になる事もありますので、パーツ有無や予算のご相談も含めて4週間としています。
部品交換などについては、新品購入後であったり、前回のオーバーホールから3年以内であればゴムパッキンやバネ棒などの消耗品パーツ交換くらいで済むと思われますが、年月が経っている場合やオーバーホールをしないでそのまま使用していると中の部品が摩耗や破損している事が多く、ムーブメントの潤滑油にも完全に劣化している可能性がございますので、定期メンテナンスをされている時計よりも多くの部品交換となるケースが多いです。
オーバーホール頻度について
ロレックスの腕時計を長く愛用するために必要不可欠なオーバーホールですが、どれぐらいの頻度で依頼すればいいのか、下記を参考していただければと思います。
ロレックス機械式 | 3 ~ 4年に1度 |
クォーツ式(電池式) | 5 ~ 6年に1度 |
あくまで一般的な目安であって、ロレックスの腕時計がこれに全て該当するわけではありませんが、普段から装着している長さや、使用頻度に応じて腕時計の状態は大きく異なってきます。
シンプルに時計の不調を感じたら、目安関係なくオーバーホールをオススメします。
オーバーホールに必要な期間は、時計修理ゼウスの場合、約3週間前後です。
見積もり期間を踏まないオーバーホール期間で2~3週間となります。ロレックスの正規店に依頼した場合、約6週間前後かかります。まずは一度、お問合せください。
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2.ロレックスのオーバーホールは正規店と時計修理店どちら?
2-1 正規店、時計修理業者、量販店のオススメ度
オーバーホールに出すという事は、修理も含めてメンテナンスを行いたいわけですから、いくつか気になる点としては、「技術力」「スピード」そして「費用」だと思います。
時計のオーバーホールは非常に複雑で、技術力が非常に重要となってきます。
簡単な時計のオーバーホールは受付できるけど、これは出来ないとなると技術力を否定しているようなものです。場合によっては現状の状態からさらに悪化する事もあります。
オーバーホールできないのに、見るだけ見て、無駄な修理費用が発生しかねません。せっかく大事な腕時計のメンテナンスをしたくてオーバーホールをしているにも関わらず、ダメにしてしまう可能性もあるのです。
そこで修理先についてオススメ度についてわかりやすく表にしてみました。
依頼先 | 技術力 | スピード | 費用 | オススメ度 |
---|---|---|---|---|
正規店 | ◎ | △ | × | ★★★☆☆ |
時計修理店 | ◎ | ◎ | 〇 | ★★★★☆ |
家電量販店 | △ | △ | △ | ★★☆☆☆ |
技術力というのは一声で簡単に言えるようなものではないですが、やはりオーバーホール専門店を謳っている以上は、技術力がないと安心して任せられないと思います。時計修理ゼウスでは年間千本以上のオーバーホールを受けており日々技術に磨きをかけてオーバーホールを行っております。
時計修理ゼウスでは他店でお断りされてしまったロレックスでも修理経験もある事で対応が可能となっていますし、部品調達の面でも海外とのネットワークにより対応が可能となっています。生産が終了してしまった部品場合でも可能な限り対応させていただきます。
2-2 正規店、時計修理業者、家電量販店のメリット・デメリット
ロレックスの時計には特徴的なムーブメントから細部にわたるこだわりが垣間見える部分が多く、その分オーバーホールは非常に重要です。
それだけオーバーホールはどこに依頼すればいいのか、悩むところです。
大切なロレックスだからこそちゃんと対応してくれるのか、その分の費用も抑えたいという気持ちも理解は出来ます。
そういった意見も含めてオーバーホールの依頼先については大きくわけて3つです。正規店・時計修理店・家電量販店に分けられます。よくお問合せがある部分ですが、それぞれのメリット・デメリットについて詳しく解説いたします。
<ロレックス正規店>
ロレックス正規店にオーバーホールを依頼する際のメリットは、なんといっても安心感です。正規店から受けられるという点では預ければ間違いなくオーバーホールを行ってくれるからです。製造中止でもない限り部品の交換もスムーズです。その反面、価格が割高&時間がかかるというデメリットもあります。
<オーバーホール専門・時計修理店・ネット店舗>
時計修理専門店にオーバーホールを依頼する際のメリットは、店舗によっては差があると言えばあります。しかし価格だけを見ればどの店舗も実は低価格帯です。
工房完備、技術者育成、元●●出身の技術者が在籍している安心感を謳うところもあります。
一方でネット店舗の場合は、直接対面が出来ない不安もありますし、配送時の事故という点もよく言われていますが、全国から扱う場合ネット店舗に発送するのは今ではスタンダードになっています。
<家電量販店>
ビッグカメラやヨドバシカメラといった家電量販店に時計のオーバーホールを依頼する際のメリットはポイントも付きますし、手軽に依頼が出来るという点です。
日常生活で使う事が多い電気量販店ですから預ける抵抗感もそこまでないでしょう。
しかし、実際に家電量販店で自前に技術者がいるかどうかは不明で預けてみないといけない部分が大きく、外注に出している可能性もあります。そういう点では不安に感じ人も少なくありません。
このように特徴はそれぞれあり、値段・スピード・技術力・メリット・デメリットを含めて“オーバーホール”の依頼は慎重に考えましょう。
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3.オーバーホールとは?分解掃除だけではない定期メンテナンス
3-1 オーバーホールの大まかな流れ
時計のメンテナンスと言えばオーバーホールが代表的な方法ですが、具体的にはどのような作業を行うのか、気になる方は多くお問合せでもよく聞かれます。
オーバーホールは、はじめに時計パーツを全て分解するところから始まります。
部品には当然ながら汚れた油や細かい汚れが付着しています。これらの細かい汚れなどを専用の機械で洗浄します。部品によって潤滑油を注入しながら組み立てを行います。
時計を愛用していると当然ながら、摩耗や破損してくる箇所は出てきます。それらの部品の交換を行いつつ組み上げていきます。そこから専用の測定器を使用し、時計の精度を測りながら調整を行っていきます。防水時計の場合ですと専用の機材を使用して防水試験を行います。
「時計を分解」
この時にロレックス専用の工具を使いスクリューバック式の裏ブタを開けます。
※裏蓋をあけるとムーブメントの状態が見る事が出来るため使い方もある程度も把握できます。
ムーブメントをケースから取り出し文字盤に傷がつかないように慎重に針を外します。
ムーブメントだけの状態にして、そこから分解をします。
「部品を洗浄」
分解したパーツは洗浄を行うために金属のバスケットへ入れ、洗浄時にパーツに傷がつかないように、材質、重量によって区分けして納めていきます。
「超音波自動装置による洗浄」
パーツを納めたバスケットを装着し、20分ほど洗浄します。
この時に落としきれない汚れなどがある場合は部分的に手洗いを行う事もあります。
パーツの洗浄が終わって、完全に乾燥し、ムーブメントの組み立てに入ります。
「組み立て/修理/調整/メンテナンス」
組み立てと注油を終えたら、一旦テスター使って精度を測定します。ケージング前の精度チェックで規定の数値が出ると、文字盤と針を取り付けます。さらにケーシングした状態でさらに精度チェックを行います。そこから防水性能テストを行い、問題がなければ作業完了となります。
基本的なオーバーホール手順はどの時計もそこまで違いはないのですが、ロレックスゆえに注意点があります。
ロレックスの場合、時計の進みや遅延を調整する部品として一般的な緩急針を使っておらず、大半のムーブメントにロレックス独自のマスロットタイプのテンプ(調整機)を採用しています。
それゆえにロレックス独自開発したムーブメントはケースから取り出さずに進みや遅延の精度を調整する事が可能です。
一般的な自動巻きと比較してもロレックスは特殊な専用工具を必要としていて、加えて専用工具を扱うためのスキルが必要となります。
ロレックスのオーバーホールを依頼する際は、自動巻きを扱えるかどうかの技術力も踏まえて検討する必要があります。
ロレックスには自動巻き・手巻き・クォーツのバリエーションがあり、いずれにしてもオーバーホールが必要です。その中でも自動巻きの時計のオーバーホールの重要性は高いです。
ロレックスの自動巻き時計は腕の振りによって中のゼンマイが巻き上がる構造となっていますので、それによってゼンマイが収納されている内壁の潤滑油切れが多く見受けられます。
この部分の潤滑油が切れると香箱内で想定されている歯車のトルクが増加し、各歯車にかかる負担が大きくなる事によって部品の摩耗が発生します。
潤滑油が切れるという事はその分のトルクが歯車に直撃する事で摩耗が大きくなります。このような事態になる前にオーバーホールを定期的に行う必要があります。
3-2 オーバーホールができる時計修理店の依頼ポイント
オーバーホールに必要なのは、技術ですが正規店と比較した際の価格の部分大きいと言えます。似たような金額なら正規店にオーバーホール依頼をするわけです。
ロレックスの時計は、部品の1つ1つにこだわりがあり、それゆえに時計のパーツが非常に高性能、高精度です。それゆえに扱えるかどうかの技術力があるのか、今人気のヴィンテージロレックスでもオーバーホール・修理が可能かも見極めるポイントの一つです。
時計修理ゼウスは年間数千本のオーバーホールを扱います。そのうちロレックスは4割以上を占めており、海外と連携して純正パーツを取り寄せる事が可能です。すでに生産終了となってしまった部品もスイスの工房と連携し、新規に制作する事が可能です。
オーバーホールをする場合、基本的に純正部品を使用します。代用品を使用するのが避けて通れない場合は、確認したうえで了承を得て使用する場合があります。
基本的には他店でお断りされた、オーバーホール不可のお客様からのご依頼増えてきていますので、あきらめずにご依頼いただければと思います。
3-3 無料見積もりができるところを選びましょう
基本的に、有料の見積もりのところは危険とは言いませんが、オーバーホールや修理を依頼する際の見積もりの依頼から始まります。ロレックスの見積もりと時計修理ゼウスの違いをご説明します。
- ・全国主要都市のロレックスサービスセンターまたはサービスカウンターにて直接受付
- ・電話によるご依頼
- ・専用の梱包キットで送付
ロレックスの修理とオーバーホールの相談や依頼は、全国主要都市のロレックスサービスセンターまたはサービスカウンターで可能です。
その他に郵送による受付も可能です。時間がない、依頼所まで行くのが面倒という方には郵送がオススメです。
最寄りのサービスセンターにお問い合わせください。専用の梱包キットが送付されます。
- ・電話による依頼
- ・インターネット申込
電話またはウェブ上からのお申込みになります。15,000円以上の依頼であれば送料は無料となりますが、オーバーホールのキャンセルやコピー品だった場合は着払いにてご返却になりますのでご注意ください。
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4.ロレックスのオーバーホール費用をモデルごとに解説
ロレックスに様々なモデルが出ています。その中でもいくつかのモデルをご紹介と同時に費用感も見ていただければと思います。(※すべて税込表記となります)
4-1 デイトジャスト
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4-2 デイデイト
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4-3 サブマリーナ ・シードゥエラー・ディープシー
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4-4 GMTマスター
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4-5 エクスプローラー
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4-6 ヨットマスター
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4-7 デイトナ(コスモグラフ)
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4-8 その他のモデル(上記以外の取り扱いも可能です)
上記に記載がない無いロレックスのモデルでも当店は基本的にお取り扱い可能です。アンティークのロレックスでもお気軽にご相談ください。※オーバーホールの基本料金のみを記載させていただいております※
※消耗品、ダメージパーツ交換はメーカー同様に別途パーツ費用がかかります。※
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5.長く使いたいロレックスだからこそ秘訣はメンテナンス
オーバーホールは愛用しているとしても、時計の状態で費用も期間も異なってきます。普段使いであれば傷んでくる事もありますから日頃のセルフメンテナンスが重要となります。
精密なロレックスですので、あくまで表面外側の部分には限定されますが、日ごろのメンテナンスは思っている以上に重要です。
常時、装着している状態であれば皮脂や汗、埃などの汚れも付着してしまいます。外してそのままにすると劣化の原因ともなります。時計を外した後は専用の布などで軽く汚れを取る事は大事な事ですし、ケースにその都度しまうのも大事な事です。
常時、装着している状態であれば皮脂や汗、埃などの汚れも付着してしまいます。外してそのままにすると劣化の原因ともなります。時計を外した後は専用の布などで軽く汚れを取る事は大事な事ですし、ケースにその都度しまうのも大事な事です。
5-1 ラインナップが豊富なロレックス
ロレックスと言えば、豊富なモデルの多さです。オーバーホールをする際にもモデルによって金額に多少とはいえ違いもあります。それらについて少しご説明いたします。
1931年 パーペチュアルムーブメント
ロレックスは世界初の自動巻きムーブメントのパーペチュアルローターを開発しました。
1945年 デイトジャストの誕生
ダイヤルの小窓に日付を表示する自動巻き腕時計であるデイトジャストが誕生しました。
1953年 エクスプローラー&サブマリーナーの登場
サブマリーナーは100m防水を備えたロレックス初のダイバーズウォッチとして登場しました。回転式のベゼルによってダイバーが潜水時間を読み取る事が可能となりました。
1955年 GMTマスター
ロレックスから第2時間帯表示機能を備えたパイロット向け腕時計である。
世界初の超音速旅客機コンコルドのテスト飛行に携行されたり、NASAや空軍パイロットにも愛用されて今なお根強い人気を誇る時計である。
5-2 時計を長く使うコツとお手入れ方法
ロレックスのオーバーホールに必要な期間と費用は時計の状態によって左右されるとはよく言われていますが、実際所有しているロレックスを長く愛用するのであればセルフメンテナンスは怠らないようにする事が大事です。セルフメンテナンスのポイントは「腕時計の外側部分」のお手入れです。
腕時計をするという事は常に肌と密着しているため、時間が経つと汗や皮脂が触れていきます。そして汚れも当然ながらついてきます。これを放置すると後には錆の発生や劣化の原因に繋がってしまいます。おすすめしたいのはやはりセーム革などのクロスで、日常でついてしまった汚れを取る事です。
5-3 愛用のロレックスに傷を発見したらどうすればいいのか
毎日つけていれば、当然ながらロレックスじゃなくて時計に傷はつきます。プラスチック製の風防の小さい傷であれば、柔らかい布に、サンエーパールといった傷取りクリームで軽く磨いてあげると目立たなくなります。
とはいえ、研磨剤を間違えると傷が悪化する事になりますので、そうならないためにも業者などに相談しましょう。
ご自身のロレックスに目立つ傷が出来てしまった時は、時計修理ゼウスにお任せください。外装仕上げも承っております。
5-4 ロレックスのバンドの調整、汚れ、交換時期
時計のバンドに関しては、自分で調整や交換はできる事もケースによっては可能です。
とはいえロレックスなので、時計修理店に直接依頼するのが良いです。ピンをはじめ、内部のパーツが中々合わないなどの不具合が発生した場合には、交換や修理をする時期です。
ロレックスはSSブレスレットを愛用しているのであれば、乾いたクロスで小まめに拭きましょう。革バンドであれば、汗や水で濡れてしまった際はタオルを押し当てて汚れをタオルに吸収させると良いです。
5-5 ロレックスを自分でメンテナンスしたい場合
普段からセルフメンテナンスをする際には、お手入れの道具にはこだわりたいところです。時計修理に限らず、質のいい道具をする事でメンテナンスもお手軽になります。
セルフメンテナンスをしているからといって、オーバーホールをしなくていいというわけではないです。機械式の時計であれば3~4年に1度、クォーツ時計でも4年に1回はオーバーホールが必要です。
オーバーホールのサインって見逃しがちですが、下記のような症状があった際はオーバーホールを早めに依頼する事をオススメします。
・遅れが発生や止まる
・巻き上げても1日も持たずに持続時間が短い
・針が戻る事がある
・落として衝撃を与えてしまった
・電池交換をしたけど動かない
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6.よくある症状と原因
普段の扱い方次第では、いくらロレックスが高級で高性能でもトラブルは避けられません。
目に見える症状がわかる外装のトラブルは使用する際に大きな影響を及ぼします。
ムーブメントのトラブル同様に手遅れになる前に早急にオーバーホールを依頼すべきです。
いくつかの事例をご紹介しますので、参考にしていただければと思います。
1.時計がすぐに止まる
時計の故障でよく耳にするのが「時計が止まってしまう」という症状。
軽度の物であれば潤滑油の劣化、乾燥が原因で基本的なオーバーホールを行えば済む事が多いです。しかしこれを放置して無理に使用すると歯車の摩耗が発生します。
そうすると次第にパーツは焼き付きを起こして複数で連なっているパーツ各所へのダメージが広がっていき、完全に動作不可になる事もあります。こうなるとパーツの交換費用も多くなってしまうので注意しましょう。
2.時間が遅れる・時間が早く進む
時間の遅延や進みがある場合は、様々な原因が考えられますが、その一つとしてヒゲゼンマイに異常がきたしている可能性があります。
ヒゲゼンマイは中心軸からキレイな円を描いていますが、これが崩れると精度に多大なる影響を及ぼします。
現行のモデルでは磁気に強い素材が使われていますが完璧に磁気を防げるわけではないので、磁気帯びしている事も考えられます。
3.時計が突然動かなくなった
少しずつではなく、今まで問題なく稼働していたのに突然動かなくなった場合、原因ついてはおそらくある程度の思い当たる節があるのではないでしょうか。
例えば時計を落としてしまったり、強くぶつけたり直接的な原因がある場合が多いのです。こうした不注意が原因の修理依頼は意外と多いのです。
4.聞き慣れないカタカタ音がする
時計のバンドに関しては、自分で調整や交換はできる事もケースによっては可能です。
とはいえロレックスなので、時計修理店に直接依頼するのが良いです。ピンをはじめ、内部のパーツが中々合わないなどの不具合が発生した場合には、交換や修理をする時期です。
ロレックスはSSブレスレットを愛用しているのであれば、乾いたクロスで小まめに拭きましょう。革バンドであれば、汗や水で濡れてしまった際はタオルを押し当てて汚れをタオルに吸収させると良いです。
5.リューズが外れてしまった
時計で一番触る触れる場所と言えば、「リューズ」です。ゼンマイを巻く以外にも時刻合わせ、日付を合わせに使われますので負荷がかかる場所です。
リューズの脱落は多く見られる不具合の一つで、リューズが取れてしまうと操作が不可だけでなく、防水性の維持もできないため水分、埃などが侵入してムーブメントにダメージを当たれるので早急に直す必要があります。
6.風防が曇ってしまう。
風防の内側が曇ってしまうといった症状はよく見受けられます。もしこのような症状に見舞われてしまったらすぐにでも対応が必要です。
応急処置としてドライヤーを当てて、水分を逃すといった事で解消されるかもしれませんが、応急処置にすぎません。
特に長くオーバーホールをしていないとパッキン等が劣化してそこから防水性が損なわれているのが原因として考えられます。放置すると水分がムーブメントに侵食してしまい錆を発生させてしまいます。
7.リューズがロックできない
時計のリューズは針回しや日付変更などで日常的に動かす事が多い部分であるため、最も壊れやすい部分とされています。時計のリューズには「引き出し式」「ねじ込み式」の2種に分かれます。 それぞれ特徴やロックの解除方法が違うため、同じ症状でも原因が違う場合があります。
引き出し式は強く引いてしまうとリューズが取れる事があり力加減には注意しましょう
ねじ込み式はダイバーズウォッチに使用される事が多いです。強く引き出したり無理やりねじ込みを行うとリューズのネジ山やチューブが潰れてしまうため、力加減に気を付けましょう。
主に考えられる原因は
1.ホコリなどの異物が詰まっている
2.リューズが錆びている
3.リューズのロックが上手く外せていない
一つでもおかしい部分がある場合、オーバーホールをオススメします。